ナビゲーションのお話
今日はダイビングのスキルの話を書きます。
ダイビングをやっていて、このスキルはできたらいいのではないかというスキルの一つ。
ナビゲーション。
アドバンスコースでは必須科目であるにもかかわらず、
「講習の時は全く意味不明でした」
と、けっこう苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。
「ガイドに着いていくだけだからナビゲーションなんて必要ないよ」
という方も多いと思います。
ですが、水中でのナビゲーションができると、
たとえガイドのいるダイビングでも、大体自分が水中でどこにいるかの予測がつくので、
潜っているときに心の余裕が生まれます。
ストレス軽減になりますので安全面でとてもプラスですし、あとちょっとかっこいいですよね。
水中ナビゲーションとは?
水中でどこに行くかを自分で決めてそこに向かって進むこと。
場合によっては、行って帰ってくることと言えるかもしれません。
どうやってやるの?
ナビゲーションは、主に、
①コンパスナビゲーション
②ナチュラルナビゲーション
の二つのスキルと距離の感覚を使います。
わかりづらい水中の距離感
もう一つ重要なのが、距離感です。
水中では距離感が非常につかみづらいです。
フィンキックの数で距離を測るというのをアドバンスで習ったかもしれませんが、
これは実践ではほとんど使いません。。
実際にフィンキックの数を数えながら潜っているガイドはいませんよね。。たぶん。。
時間を距離感の指標に
もちろんガイドの場合は、自分の潜り慣れた場所であれば、距離は頭に入っていますので、
距離を気にしながら潜っていることはないのですが、
水中地図を見ながらの慣れていないところのガイドであれば、
おそらく時間をチェックすることで距離感が少し意識できるかなと思います。
奥深いですね!
実際のガイドのナビゲーション
実際には、ナビゲーションは、コンパスナビとナチュラルナビを組み合わせて使います。
組み合わせの割合は、ガイドによって、ダイビングする場所によって違ってくるはずです。
そして、海の中では、透明度、潮の流れ、水中の地形などによってナビゲーションの難易度が変わります。
透明度の悪い時は指標が見つけづらいので、コンパスに頼る割合が大きくなります。
流れが強い時は、コンパスを使うのが非常に難しくなります(コンパスを見ている間にも流されます)。
また、距離感が非常につかみづらくなります。
地形によっては、行きたい方向にまっすぐに行けなくなります(大きな岩が現れると迂回しなければいけません)。
知れば知るほど奥深い水中ナビゲーション!
ダイビングのガイドはいつもこんなことを考えながら先頭にいるんですね。
「ぜひ水中で実践してみたい!!」
という方!
講習でなく、ファンダイブでもいくらでも練習できます!!
タオ島の海は流れがなく穏やかで、地形的にもわかりやすく、
スキルを磨くのにもってこいのダイブサイトがたくさんあります。
コロナ禍の今だからこそ、ファンダイブも少人数制ですので、
いろいろなリクエストにお答えすることができます。
ぜひ、ナビゲーションダイブ練習リクエストを出してくださいね!
(ジンベエ出ているときはやらないです(笑))
もちろん、アドバンスコースやスペシャリティコースで本気講習も可能です!!
ほんとうに、わかればけっこうおもしろいんです!!