Team
Banzai
-2026-

料金について、今考えていること


バンザイ号の定期メンテナンスのため、本土のチュンポンに来ています。
三日目。

ダイビングから少し離れているこの時間は、
私にとって、来シーズンを見据えていろいろなことを落ち着いて考えて、
決めていく大切な時間です。

最近、ずっと頭の中にあるのは、ダイビングの「料金」のこと。

タイ全体の物価は上昇中。
タオ島の物価は、おそらくそれ以上のスピードで上がっています。
燃料費も、コロナ前と比べると正直、驚くほど高くなりました。

「料金を上げたい」

いちばん素直な気持ちなのかもしれません^⁠_⁠^

でも。

やっぱり、来年も上げないと思います。
今、私が考えていることを、少し整理して書いてみようと思います。

チュンポンのテンポラリーオフィスにて

正直に言うと、料金を上げない選択は、楽な選択ではありません。

物価は上がり続け、燃料代も高いまま。

島で生活し、ボートを動かし、安全を守り続けるには、 負担が増えているのは事実です。

それでも、私がどうしても手放したくない気持ちがあって。

それは、
タオ島の海を、純粋に楽しんでほしいという想いです。

タオ島の海は、潜れば潜るほど味が出てきます。
最初は正直、
「ちょっと濁ってるな。。」
そんな印象から始まるかもしれません。

でも、少し慣れてくると、流れは穏やかだし潜りやすい。
気づけば周りには圧倒的な数の魚。
そして、どこかでジンベエザメに会えるかもしれないという、あの独特の期待感。

いろんな要素が重なって、
「もう少し潜りたい」
「もう少し、ここにいたい」
そんな気持ちが、じわじわと湧いてくるかんじです^^

気づけば、
また来たい。
また潜りたい。
また、みんなに会いたい。

ちょっと中毒ですね。

だから私は、
「とにかくたくさん潜ってみてほしい」と思っています。
本数を気にして我慢するより、
「もう一本いこうかな」そんなふうに思ってもらえたらいいなあって思っちゃいます。

それができる海でありたいなと。

私自身、学生時代にタオ島でダイビングを始めました。
お金に余裕はありませんでしたが、
何度も潜ることができたからこそ、
この海の面白さを、時間をかけて知ることができました。

もしあの頃、
「たくさん潜る」という選択ができなかったら。
今自分はここにいなかったかなと思います。

ここにいることで、私が得た何よりの財産。
それは、人との出会い。

初めて会う人。
毎年会う人。
何年ぶりかに戻ってきてくれる人。

いろんな場所からの、いろんな年齢の、いろんな背景を持った人たち。

同じ船に乗り、同じ海を潜って、
同じ時間を過ごす。

一緒に潜るだけで自然に距離が縮まる。

このかんじ。
大好きです。

タオ島の海が好きで、
バンザイ号が好きで、
「応援したい」と言って、何度もタオ島に帰ってきてくれる
リピーターのみなさんには、感謝しかありません。

時間も、お金も、気持ちも使って、またここを選んでくれる。

リピーター割引は、今後も残したいと考えています。

「おかえりなさい」
と言える場所でありたい。

「また来てよかった」
と思っていただけるように、今年も全力疾走です。

バンザイ号は、私たちが自由に動かせる自社ボート。
チームバンザイは超少人数精鋭チーム。
無駄なところは工夫して削り、本当に大切な部分にパワーとお金を注ぎ込みます。

簡単に値上げすることもできますし、考えちゃいます。
でも、それは、結局は私が選びたい道ではないです。

海を好きになるきっかけを、
できるだけ多くの人に。

そして、
「またタオ島で潜りたい」
「またバンザイ号に乗りたい」
そう思ってもらえる場所であり続けたい。

そのために、来シーズンも、
チームバンザイは今のやり方を選びます。

タオ島の海で、また一緒に潜れる日を楽しみにしています。